生徒の個性を伸ばすこと

難しい中学の授業。「個性」とは何かを考えよう。 . . . 茨木市立北陵中学の3年生に、「多様な性から、生き方を学ぶ」という授業をしましたが、とても難しかったですね。

年々、生徒に話を聴いてもらうことが難しくなっているように思います。最初から聴く気のない生徒、寝ている生徒がいます。そして、途中で、先生に注意される生徒がいる。

私は、いつもここの授業は、午後一番の授業なんですが、今年は、特に話しづらかったように思います。

橋本大阪府知事は、学力重視といいますが、学ぶ姿勢になっていない生徒たちに、学力重視と言ってもなかなか難しいのだろうと思います。家庭の教育も難しい子どもたちが多くなっているのかもしれません。

そんな中では、生き方探しをまずしないと、勉強に身が入らないかもしれません。

この学校で5年間授業をし、その子どもたちの授業後の感想や行動を見ていますが、今年は、特に気になります。

私の話は、一部の生徒が理解して、その生徒から共感が仲間に広がるような授業なんですが、仲間を引っ張って行けるようなリーダーシップがないと話を聴いて終わりになってしまいます。

「今年は、リーダーシップがない子が多い」という話を最初から聞いていましたが、何とかつなげて欲しいと思います。

義務教育は、「人として生きるための基礎教育」だと思います。学力偏重になってしまうと、「人の心」が育ちません。学力だけ高いバランスの悪い人たちが出てくるのが怖いですね。もちろん、学力も高くないのは、もっと問題があります。

「自分のしたいように」と「自分らしく生きる」は、全く違います。そして、個性は、磨いてこそ個性です。悪い個性(癖)は、直さなければならないのですが、どうも「個性を重視して」が、はきちがえられているいるようにも思います。

授業の当日に、たまたま見つけた新聞の投書に、14歳の男子中学生のものがありました。「人の役に立つ個性が大切」というものがありましたから、この投書も紹介しました。

社会全体が、困難な問題を抱え、生き方も影響を受けるだろうこれからの時代を自分らしく生きるために、「心を育む」ゆとり教育がますます大事になってくると思いますし、それができれば、学力も低下しないとも思いますが、これからの授業は、内容を含めて考えないといけませんね。

教員は、大変だろうと思います。年一回ですが、外部から生徒と接した感想も届けたいと思います。
フィード