神戸市・世界エイズデー

市政記者クラブの皆さんよろしくお願いします。 . . . 今日は、午後から神戸市政記者クラブで、神戸市・世界エイズデー関連の記者発表と記者との懇談をします。

内容は、

? 神戸市の世界エイズデーイベントについて

? 「静かに迫り来るHIV?神戸からの報告」の出版について

になります。

各社の記者に記事にして頂くために、市政記者クラブで発表し、記者と懇談をしますが、これを市職員任せにするのではなく、地元のNGOも一緒に関わることで、より現実的なエイズについてご理解を頂けることになります。

記者クラブでの発表は、他の部署との関係もあっていつもできる訳ではないですから、平素は、記者に市職員が作成した資料を配布するのですが、これでは、たくさんの部署から資料が提出されていたり、そもそもエイズに興味がない記者は、全く取り上げてもらえない訳です。

市職員が書いて欲しいというよりも、NGOがしっり説明する方が書いてくれるんですよね。なじみの記者もいますから、今日は記者クラブの皆さんと神戸のエイズの現場の話をしましょう。

明日は、いよいよ神戸新聞朝刊で、1頁を使ったエイズデー特集です。「HIVと社会倫理」というテーマでまとめられていますから、「予防啓発」に特化したものではありません。「ともに生きる社会」をめざして、独自の取り組みを通じて行政とNGOの協働が進む神戸を記者の皆さんに親しくお話をしましょう。

一昨日夜に、那覇の保健所医師に大阪で会いました。保健所の医師として増加の激しいHIVに向かい合っている彼女ですが、エイズ学会で何か学びがあればいいなと思います。

仕事を終えられて、夜に来阪されましたので、夜の西成、新世界界隈をご案内しましたが、罹患率全国一の大阪の結核の話やこの地域の現状を話をする中で、ゲイのハッテン場・スポメンやロイヤルの前を通り、感染拡大の現場を外から眺めながら深夜の2時まで、新世界で飲んでいました。

この地域は、全国でダントツの結核の多い地域ですから、コンドームの使用率が依然低いゲイのフケ専(中高年ゲイとその層の好きな若者)ハッテン場に結核が入ると、いきなりエイズ+結核(耐性)の難しい状況が予想され、非常に難しいことになると話をしました。

大阪のエイズ対策は待ったなしの厳しさなんですが、それを思うとますますMASH大阪の活動に期待したいと思います。

来年は、再び、那覇にも行きたいと思います。宮川さんが関わるNGOが、琉球銀行から助成金100万円を得たそうで、また那覇に呼んで頂けそうで楽しみです。

年明けは、松山(男女共同参画センター)、福岡(九州赤十字国際看護大学)に参りますが、それぞれの地で神戸の取り組みをお話できることは、本当に嬉しいことです。

地方に根ざしたエイズの活動は、公衆衛生一辺倒の啓発では極めて不十分で、新たな対策のマニュアルが必要でしょう。エイズのNGOは、ますます研鑽が必要ですが、その他の活動をしている地域のNGOと情報を交換し、それらのチャネルに乗せた啓発を試みる必要があるでしょう。

例えば、国際協力、人権、男女共同参画などは、エイズに既に影響を受けている現場ですから、取り組みにくい性教育を押し付けるのではなく、多様な分野からの発信が有効だと考えています。他の活動の人たちも教育の現場で活躍されていますから、その中にエイズを落とし込んで頂いて、教員や生徒のニーズを引き出したいものです。

エイズは、決して公衆衛生だけのアプローチだけでは有効ではないと言われているのですが、日本のエイズに関わる人たちの多くは、それだけにこだわっている現実があります。

種(性教育)をまくには、畑を耕す必要があります。それが、他の分野と協働したアプローチということになるのでしょう。現場のニーズ(来て欲しい)がある場合は、より効果が期待できるのです。

新たな方向性を神戸から示し、静かに広がるHIVに向かい合いたいとエイズデーを前にして考えています。よろしくお願いします。

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