二つの週間
12月は、二つの国の週間があります。
●人権週間
世界人権宣言が採択された12月10日は人権の日となっています。
その10日を最終日とする12月4日?10日が人権週間です。
人権週間の強調事項に、性的指向、性同一性障害についての事項があります。性同一性障害は、立法措置もなされ、未だ不備もありますが理解が進んだと思います。しかし、ゲイやレズビアンなどの性的指向については、ほとんど変わっていないように思います。
ゲイのネタで笑いを取るのは、差別・偏見を助長すると言われて久しいですが、肝心のゲイ自身がカムアウトして、お笑いの人気者になっていますから、なんとも言いようもありません。
ゲイタレントは、お笑い以外に、誰もが及ばないような才能がありますから、受け入れられるのでしょうが、その反面、生活者としてのゲイはどんどんクローゼット化もしているように思います。また、ゲイの子どもたちの心も痛みます。
カミングアウト・エリートとなる言葉もあるように、カミングアウトすれば、何も怖いものはないと言う風潮は、非難の対象にもなるのでしょう。
ただ、私の実感としては、ゲイに対する肯定観も若者を中心に芽生え始めて来ていると思います。拒否される場合もありますが、私の若い頃を思うと別世界のようですね。
テレビでは、ゲイを売り物にするタレントがもてはやされていますが、生活者としての同性愛者等については、まだまだ差別・偏見が現存していると思います。
この機会に、少しでも多くの皆さんに考えて欲しいと思います。私は、9日に、兵庫医療大学で2こまの講義をしますが、その中でも話をしたいと思います。
2こま目は、神戸まつりに参加する「ふれんどりーマーチ(旧LGBTIQプライドマーチ)」の代表のしゅんにも話をしてもらうことにしています。
第60回 人権週間 強調事項
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03.html
世界人権宣言60周年の年なんですが、いったい何人が知っているかどうか...
●障害者週間
12月3日から9日です。国際障害者デーは1982年12月3日に国連総会で「障害者に関する世界行動計画」が採択されたことを記念して、1992年に国連総会で毎年12月3日と宣言された国際デーです。
「障害の有無に関わらず、国民みんなで支えあう社会は、あなたのちょっとした配慮や工夫から始まります。この機会に障害のある方について知り、身近なこととして考えてみましょう」との政府広報なんですが、果たしてどのくらいの人に知ってもらえているでしょう。
昨日は、知人とともに、視覚障がい者のみなさんについて考える機会を得ました。具体的な事例とともに、まだご覧頂いていない方は、ぜひ、ご一読下さい。
知人の「網膜色素変性症」についても、ぜひ、知って欲しいと思います。
この二つの週間なんですが、どうも総花的で何も伝え切れていないように思います。つまり、人権と言っても、多様な人権がありますし、障害と言っても同様です。つまり、具体的に何かを示さないと、結局何も伝わらないのではないかとも思います。
特に人権週間は、強調項目がありますが、色々ありすぎて整理がつきません。その中で、今年は、「これ」というものが欲しいものです。そうしないと、性的指向は、性同一性障害に含まれる可能性があります。現に、今年の神戸市人権週間の広報では、性的指向は、何ら触れずに、性同一性障害についてのみの広報になっています。
どうしてこうなるのか正さないといけないんですが、何度申し出ても役所内でさえ理解が進まないのですから、困ったものです。
これなら、性的少数者として一本にした方がましなんですが、どうも同性愛については、理解がしにくいようです。
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