風向きを読む
先日、知人のブログに、「結婚しない男(ゲイ)は出世できないか?」というような日記がありました。
彼は、会社にもゲイであることをカムアウトされている方です。
さて、平素はカムアウトして理解されていても、昨今の金融危機に端を発した不況下では、企業はリストラをしています。派遣社員のような非正規の方だけではなく、正社員にも影響が及んでいるそうです。
私は以前から、歴史の中でセクシュアル・マイノリティに穏やかな時代は、異性愛者が豊かな時代だと指摘して来ました。つまり、多数派にゆとりがあれば、少数者にも優しい時代ということですね。
家族を養うことなく、可処分所得の高いゲイを含む性的少数者にとっては、不景気は逆風なのでしょう。そんな時代の活動のあり方を見誤ると、表向きは人権問題として理解をしているようでも、背に腹は変えられぬということになってしまう可能性があります。
ましてや、声高に闘いをしかけていては、啓発が十分ではない社会では、ねたみにつながりかねない危うさがあります。そういう意味では、今日的には、注意が必要でしょう。
もちろん、HIVの活動も影響を受けますから、特に地方では十分配意する必要があるでしょう。
いずれにせよ、不景気は、性的少数者の問題を覆い隠すことになりかねません。多数派から見て、社会には、もっと大きな問題が発生している訳ですから...
先日、テレビの番組の調査で、「嫌な男性タレント10人」のうち、6人が組合員?(ゲイ)というのが放送されていました。KABAちゃんが一番でした。あれだけ茶の間に親しまれていたので意外なようですが、これも出た釘は打たれるということでしょうか?
KABAちゃんは、ゲイの中でも強者ですからいいのですが、サラリーマンがカムアウトしていると、時に弱い立場に立たされてしまう可能性もあります。
変わりつつある社会の風向きをしっかり見極めて、その時々に応じた発信をしたいと思います。
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