陽性告知直後の支援
約一年間続けてきたこの課題ですが、色々な思いがあります。
さきほども電話である方と話をしましたが、単に支援と言っても、ご本人にとって今何が一番大事かを早く見出す必要があるのだろうと思います。
ピアサポートというのが効果的かどうかは、感染告知直後の支援にはあまり関係がないようにも思います。むしろ、ご自身の陽性者としての経験が信頼関係の構築を阻害する可能性もあるようにも思います。
特に1回のセックスによって感染された方や知識も十分で予防もされていた方に向かい合うには、
「薬もあるし、公的支援もあるし」
という言葉は、役に立つどころか時にマイナス要因になりかねないリスクもあるでしょう。
先ずは、
悔しい思い、残念な気持ちに精一杯共感して差し上げることが必要だと思います。
年齢も生育歴も価値観も違う人が、HIVというウイルスに感染したことで向き合う訳ですから、不用意な言葉から信頼関係を逸したり、違和感が生まれてしまいます。
「大丈夫だよ」
と言って差し上げるには、相当の経験と学びがなければならないことを痛感してきました。
陽性者の皆さんの痛んだ心の癒しの場 = ピアによる支援
とは限らない厳しい現実もありますから、安易に感染告知直後に陽性者に頼ることは避けなければならないとも思います。
地方では、先ずは、陽性者で支援を考えようとする方を見出すことが大事ですね。その中から焦らず多様な学びを続けることでしょう。
これは、神戸でも大きな課題だと思っています。
今日は、旧知のエイズNGOとして活躍されていたヤスさんの誕生日ですが、ご本人は既に天国に召されていますから、彼を忍びたいと思います。
そんなことを思いながら、今夜も感染告知直後の陽性者支援を続けています。
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