院内感染を防ぐため

本当にそうだろうかという疑問。 . . .

「院内感染を防ぐためにHIVの検査を状態的に実施していた」と川崎市内の総合新川橋病院が厚生労働省関東信越厚生局神奈川事務所に指摘された。

この病院だけではなく、全国的にかなり行われているだろうと推測されるHIV検査。院内感染を防ぐという医療機関の都合にも関わらず、検査料は本人に請求することも同時に過大請求とされているが...

HIVは感染力が弱いため、きちんとスタンダードプリコーション(標準的感染制御)をしていれば、院内感染には何の問題もない。むしろ治療に問題が生じる可能性があるため、早期発見を促すことが大事なのだから、しっかり説明責任を果たす必要がある。

ただし、白内障の手術は、数CC程度の出血しかしないため、半ば強制的な検査は必要だとも思えないのだけれど...

つまり、しっかり説明責任を果たさないということが、図らずも院内で「好まざる患者」ということを露呈しているようで極めて不快なのだけれど。

「HIVとともに生きる」という精神がきちんと理解できていれば、説明責任を果たし、院内感染ではなく、早期発見という患者の立場で考えることができるだろう。

産婦人科の妊婦検査もしかり、医療機関は、患者ともっとしっかり向き合って欲しい。そして、それが責務だと思う。

しかし、今回の病院、まるでかつての生命保険の契約のように、大事なことは説明を小さく分かりにくくしているようでかなり悪質だと思う。そして、きちんと説明することなく検査料だけは徴収するなんて、こんな病院はしっかり指導する必要があるが、行政による懲罰的な指導ではなく、研修を含む自発的な改善につなげたい。

それが、「ともに生きる第一歩」だと思う。

病院のHPには、次のようなお詫びが掲載されているが...

http://www.shinkawabashi.or.jp/html/20090309.html

記事は、↓

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivmar090365/

厚生省(当時)は1993年、医療機関でのHIV検査では本人の同意を得るよう指針を出している。

ちなみにこの病院、↓のようなこともHPに掲載されているが...

(2) 患者主体の医療と信頼の確保

医療は、患者と医療従事者が協力して共に傷病を克服することを目指すものであり、医療を受ける主体は患者本人であって、基本的に患者が求める医療を提供することが質の高い医療につながるという視点を、病院スタッフが持つことにより、患者からの信頼が確保できる。 すなわち、患者の要望を真摯に受け止め、患者が十分に納得し自ら選択して医療を受けられるように、必要な情報を十分提供し、患者が自ら相談できる体制を充実し、患者が医療に参加できる環境を作り上げていくことが必要である。

 

 

 

 

 

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