今朝の報道から

お休みのひと時をのんびり過ごしています。 . . .

今日は、週一回のお休みということで、のんびり朝寝坊しました。毎朝5時半に起きていますから、貴重なお休みです。

朝一番に、HIVの感染告知を受けられて間もない方とのメール相談を終えて、新聞に目を通し、NHKを見てと本当にのんびり過ごしています。

旧知の奈良HIV情報センター理事長の稲葉美代子さんに言わせれば、「エイズと無関係の仕事で生計を立てざるを得ないのが残念で、何とかエイズの活動をして欲しい」といつも言われるのですが、薬害エイズで息子さんを亡くされ、大阪での裁判を闘われた彼女から、立場を越えてそう励まされると本当に嬉しいものです。

私に出会うまでは、「ゲイの皆さんは全く理解できない」ということでしたが、今では随分変わられたことも嬉しいことです。

「ゲイの皆さんのことは、まだまだ分からないことばかりだけれど...繁内さんは好きだ」とおっしゃって頂けることは、本当に嬉しい限りです。

さて、今日は、朝から3つの報道について考えたいと思います。

? 性教育判決?創造つぶす「不当な支配」(朝日新聞社説)

「教育は、不当な支配に服してはならない」との論旨は、全くその通り。東京都の七尾養護学校で起きた、政治家による性教育教材の略奪に対して、東京地裁は、「教育の自主性を害する危険な行為で、『不当な支配』に当たる」と指摘した。

まさにその通りで、知的障がいを持つ生徒の保護者とともに教員が作り上げた、具体的で彼らが理解しやすい性教育は、彼らや彼らのご家族にとっては、性犯罪の被害者、加害者になることを防ぐ命の教育に他ならない訳で、その特殊性を全く無視して、全ての学校での性教育の問題と摩り替えて、不当な介入をした全ての関係者は、しっかり考え直して欲しい。

具体的な性器やその名称を教えることだけに過剰反応した愚かな行為を忘れてはならない。

HIVの感染拡大が続く中で、『過激な性教育』と安易にレッテルを貼って、保守的な純潔教育を善しとした単純な彼らにしっかりご自身の主張を再検証して欲しいと思う。

保守的であることが悪いのではなく、効果のある教育の機会を単なる主義・主張だけで奪ったことが悪いのだと思う。

違いを乗り越え向かい合う努力を力まかせに押し切ったことを真摯に反省して欲しい。

12月に出版させて頂いた「静かに迫り来るHIV?神戸からの報告」では、書ききれなかったことを、今年9月に出版を予定しているワイズメンズクラブ西日本区をスポンサーにした本「エイズで学ぶ?心豊かに生きるために」で大いに書きたいと思います。


? 構造改革の旗手、行き過ぎた市場経済を批判
  中谷巌氏「転向」の波紋

構造改革の旗手として大きな影響を及ぼした彼の自己批判。

「人間、成長して意見を変える」らしいが、経済学者の主張変更の是非が問われているらしい。

馬鹿かと思う。

日本の将来を左右する学者であった彼らが、今ごろ何が、

「人間、成長して意見を変える」

のかと言いたい。学者である前に、人間であるのは当たり前で、学問の根底に流れる哲学、思想がない単純な市場経済優先主義の行き詰まりは、それを制御できなかったことで、どれだけ格差が広がり、人々の心が痛んだかをしっかり学者は検証して欲しい。

中谷氏には、勇気を持って、大いに自己の変容を語って欲しい。それができることは、学者としての彼にとても大きな功績になると思う。

?の性教育バッシングの流れも、小泉内閣の負の遺産であることは間違いないと思う。

主張変更による責任を問われると、学者はますます発言しなくなるらしいが、それでは、

言いたい放題でいいのか

と問いたい。間違って詫びないことが、まかり通るなら、そんな学問は安易に信じてはならない。それが、政治と相まって利用され、心豊かに生きることのできる社会に害を及ぼすことのないようにしっかり政治に参加できる市民になりたい。

そんなエイズの市民活動を神戸で続けたい。


? その時歴史は動いた 第353回 経済危機社会を揺るがす

再放送が放映されていました。

http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2009_03.html

ゲストに私の母校の先輩であり経済評論家の内橋克人さんを迎えて、「共生経済」を探った番組。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%A9%8B%E5%85%8B%E4%BA%BA

80年前の世界恐慌を振り返り、その後に世界が戦争に巻き込まれていった歴史を振り返った。

松平定友NHKキャスターは、先月、お手伝いをさせて頂いた、松山の男女共同参画センターでのイベントのメインスピーカーとしてお話を頂いた方だ。

そんな彼が、番組の最後に残した言葉。

「歴史に過去を学ぶのではなく、未来を学ぶ」

今日の私の日記は、まさにそれに尽きると思う。過去を真摯に顧みて、よりよく生きるために、新たな次の一歩を踏み出したい。

そんなことを思いつつ、週1回の貴重な休日をのんびり過ごしたいと思う。

ちなみにわが母校の兵庫県立星陵高校は、旧制中学から移行した高校(ナンバースクールと言うらしい)なのだけれど、今に至るまで制服というものがない自由な気風の学校。それをこの伝統校?で学んだ?仲間は、

「ぬるま湯の星陵温泉」とか、「星陵ホゲ」と自虐的に言うのだけれど、その校風は、私にとっても貴重な学生時代を過ごせたと嬉しく思っている。

平成の初めまで、兵庫県下の高校で最古の建物だったものが、ホテルのような瀟洒な造りになってしまったけれど、自由な校風は、今を学ぶ後輩たちに受け継がれているだろう。

「ぬるま湯の星陵温泉」とか、「星陵ホゲ」も、今から思えば、人に優しい『ともに生きる』思想を学んだことになるのかと懐かしく思う。

私のエイズの活動の原点は、母校にあるのかも知れないと思うと、後輩たちに母校で講演したくなった。(笑)

今月末は、久しぶりの小学校時代の同窓会。

密かに、ゲイをカムアウトしてやろうと目論んでいる。(笑)

それは、本当の意味で、同級生たちとともに生きるために。