春爛漫

桜が満開の神戸から皆さんへ . . .

皆さん、神戸では桜が満開で春本番を迎えていますが、皆さんのところではいかがですか?

さて、4月5日(日)に、兵庫医療大学の入学式に出席してきました。今年度は後期に、『ヒューマンセクシュアリティと看護』という授業を持たせて頂きますから、私も新入生みたいなものですね。

学長の祝辞では、厳しい日本の医療の現状の話がありました。そして、今後の医療の現場で、チーム医療が大事だととの話もありました。チーム医療については、HIV感染症の治療ではますます重要になりますから、それを理解した学生が育っていくことはとてもいいことでしょう。

本学は、兵庫医大の医学部以外の学部が2年前に独立してできた新しい大学です。薬学部、看護学部、リハビリテーション学部があり、交流が盛んです。また、私が担当させて頂く授業は、隣接の5大学の単位互換授業になっていますから、大いに他大学の学生たちとも意見交換をしつつ学びあって欲しいと思います。

私の担当する授業は、看護学部の選択授業です。看護師を目指す学生たちに、ヒューマンセクシュアリティを学んで頂くことは、とても大事なことだと思います。患者さんの中に必ずいるセクシュアルマイノリティの皆さんによい看護を提供するためにしっかり学んで欲しいものです。

特に、HIVは今後地方にも広がっていきますから、地方でのHIV治療を考えるとこのような授業は有意義だと思います。

9日(土)は、神戸市保健所が主催するセクシュアルマイノリティについての研修会です。保健所のスタッフと兵庫県予防医学協会の医師を含む医療職の皆さんに対する学びの機会ですから、しっかり講師を務めたいと思います。

神戸では、神戸まつりのおまつりパレードにたくさんのゲイの仲間やバイセクシュアルの仲間が集まりますから、それに合わせて検査会を実施します。即日検査で、結果は当日でも、後日でも選択が可能にしています。もし、誘い合って受検されても、検査結果は、別々に後日という選択もできることにしました。

また、近隣の拠点病院にも、陽性者の皆さんには、担当医から、検査を誘われても安心して受検して頂ける旨手配をします。MSMの研究班のない地方としては、MSMのための検査はまだ実施されているところは少ないですから、神戸市保健所は、モデルになれるように頑張って欲しいと思います。

5月17日の神戸まつりのパレードの準備も進んできました。当日は、市民社会の一員として、大いにまつりを楽しんで欲しいと思います。ぜひ、何十万人の市民の観覧するパレードにし、市民まつりにおける可視化の意義の大きさを体感して下さい。詳細は、また、お知らせします。

春の訪れとともに、心もわくわくしますね。今年もさらにHIV、性的少数者の神戸市民社会へ向けた可視化を進め、ともに生きる社会をめざしたいと思います。

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シラバス(教育要項)から

ヒューマンセクシュアリティと看護

● 教育目標

? ヒューマンセクシュアリティとは、性の精神的、人格的側面を意味するものであり、性欲を意味するものではない。米国の性科学者M.S.カルデロン氏が導入した言葉であり、『セックスは、両足の間(下半身)にあるものだが、セクシュアリティは、両耳の間(脳)にあるもの』と性器と脳を比喩的に表現しており、全人的なものであることを理解する。

? ヒューマンセクシュアリティについて理解を深め、様々な健康レベル、ライフステージにある人々へのセクシュアリティを看護者の立場で考察し、援助できる能力を修得する。

● 行動目標

? ヒューマンセクシュアリティについて概説することができる。

? ライフサイクルにおけるセクシュアリティの意義と課題、健康問題について説明できる。

? 療養中の人々への個人に適したセクシュアリティ支援ができる。

? 性感染症に対する知識と予防する教育について検討できる。

? HIVに関する知識と支援についてブラジルと神戸での実践を通して検討することができる。

? デートバイオレンス予防とマナーについて説明できる。

 

 

 

 


 

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